「満室=これ以上売上を伸ばせない」

そんな旅館業界の常識を逆手に取った、某旅館の新しい収益戦略が面白い。
旅館やホテルでは、基本的にすべての客室が埋まった時点で、その日の宿泊売上には上限ができる。
繁忙期には予約を断らざるを得ず、泊まりたい客がいるにもかかわらず、それ以上売上を増やすことができない。

そこで某旅館が目をつけたのが、
「住み込みで働く仲居さんの部屋」
だった。

同旅館では、通常であれば販売対象ではない従業員用の部屋を、

「仲居さんのお部屋 相部屋プラン」
として宿泊客に提供。

もちろん客室ではない。
実際に仲居さんが普段生活している部屋に、宿泊客が相部屋という形で泊まる。
設備や広さでは通常客室に劣るため、一見すると価格を安くする必要がありそうだが、同旅館は逆に通常の一人宿泊より高い料金を設定した。
それでも、なぜか予約希望者は少なくないという。

さらに特徴的なのが料金設計。

宿泊料金とは別に、部屋を提供する仲居さんへの「心付け」を設けている。
心付けの詳細についてはWebサイトには掲載せず、
「フロントまで直接お問い合わせください」
としている。
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