中島義道「私の嫌いな10の言葉」に以下のように書かれているが、「気力」を「行動力に置き換えても成り立つように思う。

>社会的成功者とは傲慢かつ単純な人種が多いので、自分の成功を普遍化したがる。
>こんな自分でも成功した、だからみんなも諦めずにやってみたら、という「謙虚な」姿勢の裏には、臭いほどの自負心が渦巻いている。しかも底辺から自力でのし上がって来た人ほどこの臭気は強い。
>気力とは、抽象的に湧き出てくるものではない。その人の過去の人生の全風景の中から立ちのぼってくるのです。
>Aさんは勇敢に信念をもって生き続け、その結果として現在の成功がある。しかし、それをBさんに当てはめることは、普通できないのです。

>人には「諦める」という運動がある。
>これも抽象的なものではなく、若いときに、あまりにも痛めつけられると、あるいは失敗を重ねると、あるいは希望が打ち砕かれると、
>あるいは思うようにならないと、もう傷つきたくない、もう考えたくない、戦いたくない、なんのとりえもなくていいからただラクに生きていたい……と願う。
>これは、ごく普通の心理状態です。

>いかなる逆境にあっても、それを吹き飛ばしてたくましく生きようとする人はそれでいいのです。でも、そうできない人って、しかたないんじゃないですか?