記録重視? 虎・鳥谷の連続フルイニング出場 他球団「ウチならスタメン落ちだよ」

 阪神は伝統の一戦で鳥谷敬内野手(34)が6号ソロを放ち1点差まで迫ったが、一歩及ばなかった。

 「(打席では)塁に出ることだけを考えていました。しっかり捕らえられてよかったです」

 1−3の8回1死。マシソンの157キロ直球を強振、右翼席へ叩き込んだ。6月2日・楽天戦(コボスタ宮城)
以来、実に1カ月ぶりの一発となったが、その前の3打席で凡退するなど調子は上向かない。

 それだけに試合後の金本監督は「(本塁打の)その前までは、まったく(打つ気配が)感じられなかった」と
オカンムリ。報道陣から「本塁打が復調のきっかけになるのでは…」と振られると「何回目よ!」と吐き捨てた。

 指揮官が怒るのも無理はない。もっか打率・233。守備でも失策数はリーグ2位の「10」。本調子からは
ほど遠い状態だ。この日で連続フルイニング出場が655試合に延びたが、その是非をめぐって周囲が
騒がしくなっている。そんな中でセ某球団関係者からは「鳥谷がもっと試合に出続けてくれた方が楽だね」
という辛辣な声があがっている。

 「今の鳥谷に正直、怖さを感じないよ。特に堅実さがウリだった守備はかなり厳しいね。フルイニング出場
の記録があるから起用されている感じがする。ウチならスタメン落ちだよ」と手厳しい。打撃に関しても
「四球数(リーグ2位の51個)は多いが、打率が低いだけに投手が抑える確率は高い。金本監督はチームの
超変革を強調しているが、彼に振り回されて大変だね」と同情している。

 この日の黒星で、チームは2連敗。借金は今季ワーストの「9」に膨らみ、シーズン前半戦の負け越しが
決まった。この苦境から脱出するためにもベテランの復調は不可欠だが、どうなるか。 (山戸英州)
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20160707/bbl1607070830001-n1.htm