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 「もともと球威があって、フォークがいい投手でしたが、今年はストレート
とフォークだけのピッチャーではなくなってきました」

 そう評価されているのがソフトバンクの千賀滉大だ。
 
 オールスターを終えるまで、8勝0敗。防御率2.64と好成績を挙げている。オ
ールスター前の最終登板のロッテ戦では8回を0封するなど、圧巻のピッチング
を見せている。なぜ、オールスターに選ばれていないのかと不思議に思うほど
だが、メジャースカウトにとっても注目の選手だ。

 「千賀投手が投げるフォークは、向こうではあまりない球です。空振りを取
れる、十分に通用する要素を持っています。昨季までは、ストレートの球威と
フォークで打ち取っていく、いわば、試合の終盤に出てくるようなピッチング
をしていましたが、今年は、カットボールとスライダーをうまく使って、出し
入れができるようになっています」。

 千賀にとって、プラス要素になりそうなのが高校時代からさほど有名ではな
いということだ。近年の日本代表をする投手たちとは大きく異なるアドバンテ
ージがある。

 というのも、松坂大輔(ソフトバンク)やダルビッシュ有(レンジャーズ)、
田中将大(ヤンキース)、前田健太(ドジャース)など、日本球界の大エース
たちには、若いうちからエースとして君臨してきたため登板機会が多かった。
千賀は無名だった高校時代も含めて、体に負担を掛けない野球人生を歩んでい
る。これは大きなプラスだろう。

 早期のメジャー挑戦なら長く活躍することができるかもしれない。