【内田雅也の追球】阪神・北條 “出発の月”飾る好走
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/09/05/kiji/K20160905013297770.html

 阪神8回裏の逆転を引き寄せたのは1、2番の好走塁である。1死から北條
史也、上本博紀の連打で二、三塁をつくった快走である。

 上本の中堅右への安打で一塁走者・北條は二塁を蹴って三塁を奪った。8―
6―5と中継の三塁送球は間一髪セーフ。この間に打者走者の上本も二塁を奪った。

 「よく走ったね」と試合後、三塁ボックスに立つヘッドコーチ・高代延博も
たたえた。「やや右中間寄りの打球で、右投げのセンター(桑原将志)は(送
球には)逆モーションになる。あれが左中間寄りなら三塁進塁は無理だった」

 この三塁を狙う判断は北條自身のものだ。むろん三塁ベースコーチはいるが
「目の届く打球は走者自身が判断するのが一番」と指導している。コーチを見
てからの判断だと一瞬遅れる。「それでも、すぐにこちらを見て頼ってしまう
走者が多いが、今日の北條は見事にできていた」