>>560の続き
では、なぜ才能はここまで開花したのか。
松井氏は「ここまでなれたのは、本人の力はもちろんだけど、杉村(繁1軍打撃コーチ)とか三木(肇1軍作戦コーチ兼内野守備走塁コーチ)の存在は外せない」
と前置きした上で、入団当初から山田が寮で見せていた"意外"な素顔を振り返ってくれた。
「入団当初の一番最初のミーティングで、山田は服の中に手を入れてお腹を掻きながら話を聞いていました。それを『何してんだ!』と注意した。それがスタートでした。
少し''天然''というか、そこが野球でも生きている。一言で言えば、今風の野球選手です。
例えば、今年セ・リーグのMVPを取った新井(広島)がプロに入ってきた時なんかは、細くて、一から十まで教えてもらって、それを朝から晩まで練習していた。
山田はこういうスタイルが似合わない選手。寮で黙々とバットスイングしていたとか、そういう美談はないんです。
『俺はこうするんだ』というこだわりなどを持たないで、
自分のやりたいことを一生懸命やる。
その後に、杉村がティーバッティングを毎日やらせたというけど、あのくらいは毎日、誰でもやっている。
いろんなアイデアを活かした中での卜レーニング方法を取り入れたとしても、あのくらいの数はみんなこなしているものです。
努力して、一生懸命、朝から晩まで、という話は正直あまりない」