「IT音痴」阪神タイガースが凋落の淵

その優良会社がなぜ衰退の道をたどろうとしているのか。それを裏付ける人物が、日本ハムファイターズの取締役チーム統轄本部長・吉村浩氏だ。
05年、メジャーリーグでは常識となっていたBOS(ベースボール・オペレーション・システム)をファイターズに導入した。

吉村氏はもともとメジャーリーグのデトロイト・タイガースのGM補佐で、彼を日本球界にスカウトしたのは、「強い球団は強い経営力から」と主張し、外部の人材を次々に集めた野崎氏だった。
吉村氏は野崎社長の支持を得て日本初のBOSの開発を試みたが、「素人に何がわかるか」という阪神フロントや現場の反発で断念。異端児的な存在だった野崎氏が失脚した04年のシーズンオフに、ファイターズの大社啓二オーナーにヘッドハンティングされた。
そこで経営陣を説得しBOSを構築した。