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 「選手個々で見れば成長がうかがえる選手もいるよ。ショートに入った北條
や、ルーキーの高山に原口、中谷らかな。でも、チームとしてこれだけ負ける
ってことは個々の成長がチーム力の向上に結びついていないってことだ。こう
した結果をどう考えるか。これは監督を含めた首脳陣の問題でもあるし、球団
フロントの問題でもあるよ」

 阪神OBの言葉です。超変革のスローガンの中でチャンスを与えられた選手
たちは、さすがにこの6カ月の中で徐々に成長してきました。しかし、若手の
成長分では足りないほどチーム力が落ちたのはなぜか。55勝72敗3分とい
う結果については誰もが真剣に向き合う必要があるでしょう。

 広島が25年ぶりのリーグ優勝ですね。巷ではさまざまな勝因が語られてい
ます。メジャーから黒田が復帰し、彼の経験が若手投手陣に浸透した結果、チ
ーム防御率3・27(リーグトップ)に結びついた。石井琢郎新打撃コーチが
導入した横浜マシンガン打線のエキスが菊池、丸や鈴木誠也の打撃を変えた。
などなど指摘される部分は極めて多いですね。

 逆に阪神は負けた原因を徹底的に探らなければなりません。それは選手個々
の状況だけにとどまらず、金本監督ら首脳陣の選手起用や、監督自身の采配に
ついても…です。問題点を明確にしてメスを入れる。苦しくてもその作業がな
ければ、いくら補強しても来季も結果は同じでしょうね。