落合GMのドラフト戦略、中日スポーツが大批判
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球団史上初の4年連続Bクラスを重く受け止める中田スカウト部長は、悲痛な表情を浮かべて口を開いた。
「何年もBクラスが続くというのはスカウトの責任。5年後、10年後を考えてやらないといけない中で、いい補強ができていなかった」。
中日がこれまで長期低迷とは無縁だったのはスカウト部門の力ともいえるが、ここ数年のドラフト補強はほぼ不発。
ただ、これもスカウト部門の責任とは言い切れない。

13年オフ、球団初のGM制が誕生して状況は一変したからだ。
「高校生を見ても分からないから任せる」。
これは落合GMが就任した直後、スカウト陣に向け伝えられた言葉。
落合GMは、13年のドラフト会議から影響を持ち、14年からは大学のキャンプ地や地方都市での社会人野球の大会を含めて足しげく通った。
ただ、今年も含めて春夏の甲子園には、なぜか1度も訪れていない。
各球団のGMが甲子園に姿を見せるのは当然の光景。球団編成のトップが、ネット裏にいないのは極めて異例だ。

落合GM誕生と同時に中日の高校生指名は極端に減った。
新体制が発足した3年間のドラフト会議で、中日は支配下選手計21人を指名。
その中で高校生は13年の1位・鈴木と15年の1位・小笠原だけ。野手は1人もいない。これほど偏った理由の一つに落合GMの意向がある。
中田スカウト部長も「誰というわけじゃないが、任せると言われた以上はこっちも推薦して、議論するべきだったという思いはある」と
苦しい胸の内を吐露した。その結果、支配下での野手最年少は高卒4年目の溝脇。他球団とは異質の年齢構成となった。

西山代表は「野球団が育っていないと言うが、これから育つ可能性はある」と話した。
ただ、その可能性は高いとは言い難い。広島・鈴木は高卒4年目で大ブレーク、
2年連続トリプルスリーが確実なヤクルト・山田、侍ジャパンの4番でDeNAの主砲・筒香も高卒だ。
即戦力投手なら大学社会人にも多くいるが、チームの主軸や日本代表に名を連ねる野手となると一目瞭然。
中田スカウト部長が話した通り、5年後、10年後を描いたドラフト戦略ができたといえばその答えは「NO」だろう。
目先の勝利に重点を置いた補強ばかりのドラフト戦略では、いつまでたっても泥沼からは抜け出せない。