糸井獲得めぐり虎真っ二つ 若手の底上げか、即戦力補強か?

今季を64勝76敗3分の借金「12」、リーグ4位で終えた阪神。来季へ向けての戦力補強をめぐり
球団内で早くも大論争が巻き起こっている。

今オフ、FA市場の目玉の1人となるのがオリックス・糸井嘉男外野手(35)。走攻守そろった
“超人”アスリートは1日、国内フリーエージェント権(FA)行使を熟考すると一部で報じられて
おり、宣言すれば複数球団による争奪戦必至の情勢だ。
阪神はシーズンの最後を7連勝で締めくくったが、チーム打率・245と盗塁数59は、いずれも
リーグ最下位。球団フロントは「今年は江越や横田ら足の速い選手が伸び悩んだのが痛い。多少無理
してでも、糸井獲得を目指した方がいい」と力説する。

しかし、一方で別の球団幹部からは「(糸井を獲得すれば)金本監督が掲げるチームスローガン
“超変革”に逆行するのではないか」と真逆の声が上がっている。
チームは今季4年ぶりにBクラスへ転落したが、1、2軍コーチ陣は全員チームに残留する可能性が
高い。「今年は指導未経験の新任コーチもおり、おのおのが試行錯誤しながら戦力を把握。来季勝負
する形をとった」(前出幹部)

今季は22歳の北條、ドラフト1位・高山、育成枠からはい上がった原口らが芽を出した。が、糸井
らをFAで獲得すれば、おのずと若手を抜擢できる枠は減る。
「金本監督には若手を育て、現有戦力を底上げして優勝を目指すことを託したのではないか。就任
わずか1年で、FA補強に手を出しては“超変革”にブレが生じることにならないか」(同)という
わけだ。

昨年までは他球団からのFA組や米大リーグからの復帰組を積極的に補強したが、結果が出なかった。
そんな中で金本監督は昨秋の就任直後、球団フロントから「極端ですが2年連続最下位でも構わない。
3年目に優勝してくれ」と伝えられたと明かしている。
熱狂的なファンとマスコミに囲まれ常に優勝が厳命されている阪神に悠長なことを言っている暇は
ないが、この論争はどこに着地するのか。 (山戸英州)

http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20161004/bbl1610040830002-n1.htm
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