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もう1つの柱

 日本ハムのもう1つの強化方針の柱が「スカウティングと育成で勝つ」戦略
だ。大谷獲得の担当スカウトとして尽力した大渕隆(役職名はスカウトディレ
クター)は、チーム躍進の大きな要因として先を見据えた高校生の獲得を挙げ
る。

 「スカウトは必ず二軍の試合で使ってくれる高校生を獲ろうと確認している。
しかも二軍で頑張ればすぐに一軍に行ける仕組みがあると思うと選手もやりが
いがある」。こうして育った選手の代表例が西川遥輝、中島卓也や近藤健介ら
だ。

 一方で生え抜きのベテランたちの流失、退団も目立っている。2012年オフに
は糸井嘉男がトレード移籍。14年には稲葉篤紀、金子誠が引退、小谷野栄一と
大引啓次がFA移籍などだ。これも見方によっては衰えの見えだした高年俸の選
手を出すことによって若い芽を育てる一環と言える。