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 サウスポーで注目を浴びるのが古谷優人(江陵)だ。今年夏の北海道を震撼
させた。ストレートが154キロを計測し、バッタバッタと空振りを奪った。サウ
スポーでこれだけのストレートを投げられる投手はなかなか見当たらない。変
化球に課題はあるが、それだけ腕が振れるということは、変化球にも改良を加
えられるはずだ。外れ1位で指名してくるチームがあっても驚かない。

 九州には3人の右腕が甲子園未出場も注目を浴びた。

 山本由伸(都城)、梅野雄吾(九産大九産)濱地真澄(福岡大大濠)だ。

 山本は常時140キロ台のストレートに5種類の変化球を投げ分ける。金子千尋
(オリックス)のようなタイプで、早くからのデビューも予感できる。梅野は
ストレートでガンガン押していくタイプで、ストレートの最速が154キロとス
ピードが魅力。濱地はゲームメイク能力が高く、リズムとテンポのいい投手だ。
それぞれタイプが違うだけに、チーム事情と、そして、スカウトの眼力で評価
が分かれるだろう。

 このほかでは、平内龍太(神戸国際大附)才木浩人(須磨翔風)の兵庫県勢、
種市篤暉(八戸工大一)長井良太(つくば秀英)も、全国では無名ながらスカ
ウト陣の注目を浴びる。また、甲子園には出場したが、大江竜聖(二松学舎大
附)、京山将弥(近江)もマークしておきたい。

 その中での今年の野手トップ評価は、U18日本代表でも活躍した鈴木将平
(静岡)だ。
 旧チームからのレギュラーで、走塁・守備はもちろんのこと、シャープな打
撃を評価する声は高い。チームの軸には必ずなれる選手で、彼を獲れば、5〜
10年、1番打者を探さなくていい。

 次に、この夏以降、評価を上げたのが、秀岳館の捕手・九鬼隆平だ。

 昨秋、今年、春夏の甲子園と国体と全国4大大会に出場。かねてから注目さ
れてきたが、こういう選手は初登場から大会を重ねるごとにみる側のハードル
が上がり、評価を下げることが多い。九鬼の場合は春まではその傾向があった
が、この夏で一気に変わった。もともと強肩強打で鳴らしていたが、そこに脚
力があることを見せ、キャプテンシーの一端を見せた。チームリーダーの素養
が評価されている。