世の中に漂う倦怠感、そして無力感。デブス界のフロントライナーとして時代の最先端を嗅ぎ取り、
或いは時代の風潮に噛み付き続ける喪山喪恵。「鉄のブス」とも評される彼女は「今」をどう捉えるのか。

■若いブスの持つ「批判力」に危惧
―――慢性的な不況が続き、世界中で美女が風俗に落ちています。デブス界にとっては逆風ではないですか。

「どの分野でも醜悪さや他人からの蔑みを厭わず、斬新なものを所有したいという人種がいます。そうした姿勢が文化の発展に繋がるからです。
性風俗もそう。人類が発展し続ける限り、デブスもまた、文化の一部として進化し続けるのです。
一般の人には怖くて気持ち悪いブスでも、新しい動きや気持ちがみんなに伝わる事が大切なんです。
ブスが世界を相手に一生懸命頑張って何かを発表し、それを見たり聞いたりした人が感動し、その輪が広がっていけばいい。文化とはそういうものです」

―――喪山さんの真骨頂は前衛的な顔面です。でも世の中の風潮は一般受けや興奮し易さを求める傾向がありますよね。

「量産型で簡単な女で満足する人が増えています。黒髪色白美少女、そういう理想が人と同じでも何の疑問も抱かない。
顔面の事だけではありません。最近の人は衝撃的なもの、希少なもの、新しいものがなくても、今を何となく過ごせればいい、と。
情熱や怒り、現状を打ち破ろうとする気魄がない。そんな風潮に危惧を覚えます」

「ブスだって一番を目指さないとダメ。『二番じゃダメですか』と言い放った政治家がいました。答えはノン。
ブスだからと言って卑屈になり、完膚なきまでに男を批判するのは時間の無駄。常に一番を目指し努力する者が世界に君臨できるのです。」