日本ハム吉川と巨人大田「格差」トレードに両軍思惑
[2016年11月3日7時56分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1732911.html

 巨人大田泰示外野手(26)公文克彦投手(24)と、日本ハム吉川光夫投
手(28)石川慎吾外野手(23)の2対2のトレードが2日、両軍から発表
された。先発補強を目指していた巨人はエース級の左腕を、若手の大砲候補を
探していた日本ハムは未完の大器を獲得することに成功。実績からすれば「格
差トレード」で巨人にお得感がにじみ出ているが、両軍の思惑が合致。ウィン
ウィンの補強の背景を解説する。

 覇権奪回を目指す名門と今季の覇者が17年の進化に向けて大胆に動いた。
屈指の潜在能力を秘める大田と、12年のパ・リーグMVPにも輝いた本格派
左腕の吉川を基軸とし、変則左腕の公文とパンチ力ある石川慎を絡めたトレー
ドが、日本シリーズ終了から4日後に公となった。

 一般的にトレードは実力、年俸的に均衡を取る。年俸は大田2100万円対
吉川9500万円(推定)。4者を絡めても格差は是正されない。大田は周知
の逸材だが、レギュラー歴がない。一方で吉川は最優秀防御率も含めたタイト
ルホルダーでもある。MVP受賞歴のある選手のトレードは97年の石井丈が
西武から日本ハムに移籍して以来。近年では異例ともいえる不均衡なトレード
にも見える。