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 新型店舗も投入する。マツダのブランド価値を体現したという黒色を基調とした店舗を毎年約50店のペースで出店する。
マツダ関係者が「マツダに黒田(博樹投手)はいないが、黒マツダがある」と呼ぶ店舗だ。

 ディーラーにありがちな店頭に並ぶのぼりやガラスに張り出されたセールのポスターなどは一切ない。
福原氏は「展示されるクルマが主役となるデザインにこだわった」と話す。
洗練された雰囲気でマツダのブランドを体感してもらいたいという考えだ。
こうした顧客との関係の再構築を「つながり革新」とマツダでは呼ぶ。

 手本となるのは顧客視点を徹底し、共感を生み出すカープのファン作りだ。
09年に完成したマツダスタジアムは来場者が球場内を一周してどこからでも観覧できるコンコースを設けたり、グループでバーベキューを楽しみながら観戦したりできる。
ファンが楽しめる関連グッズも豊富にそろえる。

 カープは自前で発掘した選手を大切に育て、ファンも自らの子供を育てるかのように成長を見守る。
マツダもこうしたファンとの絆を強めようと腐心する。福原氏は「我々と顧客の間で特別な絆をもったブランドを目指したい」と語る。