阪神ドラフト、他球団は「アホやな」と嘲笑している

2016年10月28日
週刊新潮11月3日号より

「その瞬間、300人集まったチャペルが水を打ったように静まり返った」と語るのは、ドラフト会議当日の10月20日、
桜美林大学に駆けつけたスポーツ紙記者。お目当ては、首都大学リーグ初Vの立役者、桜美林大・佐々木千隼投手だった。

「ドラフトの待ちは通常、会議室などで報道陣だけかせいぜい野球部員がいる程度。
でも、桜美林大の待ち会は、テレビ局アナウンサーが司会を務め、日米野球での彼の勇姿が上映されるなど、さながらワンマンショーでした」(同)

ところが、佐々木は1巡目で指名されず。冒頭のその瞬間とは1巡目の最後の選手名が読み上げられた直後だ。
結局、彼は外れ指名に回り、5球団が競合。抽選でロッテが交渉権を獲得した。それにしても、外れに5球団・・・前代未聞の珍事はなぜ起きたのか。

原因は、阪神である。「阪神は当初、佐々木を1巡目で指名するつもりだった」とは在阪大手紙デスク。
エース・能見篤史は衰えを隠せず、次代を担うべき藤浪晋太郎も今季7勝止まり。
一方、野手は高山俊や北條史也ら若手が台頭。即戦力投手が喫緊の課題なのは誰が見ても明らかだった。

「しかし、ヤクルトも指名するという情報が入り、クジ引きを恐れた阪神は佐々木を回避したのです。
去年のドラ1・高山はヤクルトと競合の末、クジで引き当てたというのにね。しかも、そのヤクルトの情報は、結局プラフだった」」(同)

代わって指名した白鴎大の大山悠輔内野手(動画)は、競合せず無事ゲット。

ただ、「野手としての評価は3番手。2番手の日大・京田陽太が中日2位指名ですから、大山も2位か3位が妥当です」(同)

佐々木を1巡目で指名していれば、クジを引かずに獲得できていた。

「競合してクジで外れても、それから大山を指名すればいい。何なら1位・佐々木、2位・大山で両獲りもできた。
金本監督は、野手が欲しかったと言い訳してたけど、他球団はアホやなと後ろ指を指してますよ」(同)。

虎穴に入らずんば!