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 OB会総会では今季の活躍を評価され、高山と敢闘賞の表彰を受けた。記念
の盾と副賞を受け取ったが、うれしい“ご褒美”も待っていた。捕手のレジェ
ンド、田淵氏からのエールだ。

 「キャッチャーか一塁か、どっちがやりたいか聞いたよ。『とにかくお前は
バットでアピールしろ』と言った。俺もそれで頑張ってきたから」

 1970年代に阪神の正捕手として君臨した田淵氏は、75年に43発で本
塁打王に輝くなど通算474本塁打。球史に名を残す「強打の捕手」だ。

 まずは自分の武器で猛アピールしろ−。熱く背中を押され、原口の気持ちも
さらに強くなった。

 「そうですね。(打撃で)アピールしつつ、守備の方で、なんとか力になれ
るように」

 田淵氏だけでなく星野仙一氏や中西太氏、吉田義男氏ら、歴代監督、名選手
が集結。背筋を伸ばし続けたが、その分、気持ちが引き締まった。

 「やっぱりすごい伝統のある球団で、OBの方々も、すごい方ばかり。少し
でも近づけるように頑張ります」

 覚悟は十分。アーチストの言葉を胸に、原口が持ち前の強打で、正妻の座を
狙う。