巨人「よく聞こえなかったな・・もう一度言ってくれないか?」
山口「悩みましたが、お断りさせて頂きます」
巨人「何を?」
山口「FAで巨人に入団することをです」
巨人「同じ3年契約でも横浜とウチとの総年俸の差額は1億円、君は目の前に1億円積まれてるのと同じなんだぞ?それを!」
山口「お金のことはもういいです。自分は横浜といチームでもう一度優勝を目指したいんです」
巨人「君の球団は長年功労者に冷たくしてきた。その目で見てきただろう?」
山口「確かに自分は横浜で花道を作ってもらって引退するような選手にはなれないかもしれない」
山口「それでもベイスターズの仲間とまだ野球がしたい」
巨人「コーチ手形は欲しくないのか?君のように学も人望も無い人間は引退後の人生は不安で仕方ないだろう?」
山口「妻と一緒に実家の居酒屋を継ぐだけです。野球だけが人生じゃない」
巨人「分かったもういい、君の気持ちはよく分かった」
山口「すみません」
巨人「ふん、ちょうど君と同期の陽君の代理人から何度もラブコールが来てるとこでね」
山口「それはよかったですね」
巨人「よくないよ。君のせいでまた投手の補強が必要になった。吉川みたいなポンコツだけではローテは埋まらない」
山口「・・・」
巨人「何かの世界で一番になるっていうのはね、君が思っている以上に難しいことなんだ」
巨人「君もこれから知ることになる。引退する頃になってウチに来なかったことを後悔するかもね」
山口「後悔しないよう頑張るつもりです」
巨人「ご武運を」

山口「かっこつけすぎたかな・・・でもやっと肩の荷が下りた感じだ。明日から頑張ろ」

巨人「森福くん、いい加減キャバクラで携帯に出るのやめてくれないか?君の素行の悪さは有名になってるんだからさ〜」