ホークス中田100勝目指す 大谷に先頭被弾を猛省 落合監督命名「暴れ馬」は原点
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 野球部の後輩ら母校の学生が羨望(せんぼう)のまなざしで見つめる中、壇上の中田が、この時ばかりは申し訳なさそうな表情を浮かべた。
「まさか初球から振ってくるとは思わなかったし、まさかあんなド真ん中にいくとは……」。
悔しそうに小声で振り返ったのは、7月3日の日本ハム戦で大谷に浴びた初回先頭打者初球弾のシーンだ。

 歴史的な逆転Vを許すきっかけの一つとなった「1番投手・大谷」の一発。
思い出すだけでも悔しいだろうが、来季につなげるためにも見つめ直した。
内角を狙ったスライダーが真ん中にいってしまった制球ミスでの痛恨の一発。
表情にもにじみ出る中田の優しさが招いたともいえる。

 今季は大谷に3打数3安打、1本塁打と完璧にやられた。
ともにトークショーに参加した楽天の森山投手コーチは「(大谷は)日本の宝。みんな悪者になるのが嫌だから内角を厳しく投げられていない」
と、中田に限らず球界全体が大谷への厳しい攻めができていないと分析。
同コーチは「昭和の投手くらい、ぶつける覚悟でいかないと抑えられない」と、野球部の後輩にあたる中田に「死球覚悟」の攻めを勧めた。

 優しい性格の中田はその勧めには苦笑いを浮かべたが、「来季はしっかり攻めます」と大谷への厳しい内角攻めを宣言した。
中日時代から異名は暴れ馬。プロ3年目、当時の中日・落合監督に名付けられた。
「(捕手が)構えたところに(球が)来る投手は打ちやすい。おまえみたいに球威があって多少荒れるくらいが打ちにくい、と言ってもらった。僕の中ではいい言葉なんです」。
自身の原点を思い出し、来季は大谷にリベンジを果たす。