筒井和也投手 球児、城島からの「金言」を後人へ…スカウトで再出発
http://www.daily.co.jp/tigers/2016/12/27/0009784147.shtml

 5年目を終えた08年オフ。それまで計9試合の登板だけで思うような成績
は残せず、苦悩の日々が続いていた左腕は、納会で藤川に話し掛けられた。

 「今、何年目?5年か。これからだな。俺も5年苦しんだし、一緒だな」。

 高卒入団だった藤川に対して、自身は大卒で入団した。苦しんだ5年という
期間は同じでも、筒井は当時、既に27歳。「始めは何、言ってんだよって思
っていましたけどね(笑)」。同じ境遇だとは思えず、素直に受け止めること
ができなかった。

 既に球界を代表するクローザーになっていた藤川は「(年齢は)一つしか変
わらないのに、スーパースターだった」と振り返る。ただ、これを境に会話す
る機会が増えた。「支えてくれる言葉、感性が違った。自分の小ささにも気付
かされた」。一つ一つの言葉が身に染みた。それまで目の前の結果しか見てい
なかったが、「力をつけること」が何より大事だと思い至った。翌09年には
45試合に登板。飛躍を遂げた。