鳥谷、西岡、藤浪ら復活がV奪回に必須/阪神回顧録
[2017年1月1日13時23分]
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1757079.html

 16年に1軍初出場した選手は計11人。首脳陣は1年間、過去の実績にと
らわれず、全選手の力量をフラットに見極めるスタイルを貫いた。育成契約で
埋もれていた原口を支配下登録させて開花させるなど、聖域なき競争はファー
ムでくすぶっていた若虎たちの目の色を変えさせた。チーム全体の経験値が一
気に引き上げられたのは明るい兆しだ。

 一方でシーズン終盤、完全に1軍で居場所を確立していたのは高山、北條、
原口ぐらい。多くの若手選手は1軍の壁をぶち破れず、2軍に戻った。高山ら
も来季は弱点や癖を徹底的に突かれることは必至。「2年目のジンクス」が心
配される中、やはり大黒柱たちの底力が必要になる。

 チーム90本塁打は今季リーグ5位、59盗塁は同最下位だ。糸井のFA加
入で盗塁増に一定のメドは立ったが、三塁レギュラーと見込まれる新外国人キ
ャンベルの実力は未知数。今季打率2割3分6厘でレギュラーの座を失った鳥
谷、左アキレス腱(けん)断裂からの再起を期す西岡、今季7勝どまりに終わ
った藤浪らの復活なくして、V奪回は想像しづらい。

 実力者たちが例年通りの働きを見せられるか。若返りを図るチームだからこ
そ、どれだけ土台が安定するかによって、4位からの巻き返しが左右されそう
だ。