−昨年よりも優勝への距離は縮まったか

 金本監督 去年よりは絶対にあると思う。あれだけ若い選手を使ったが、藤
浪が普通に投げていれば(勝率は)5割だから。鳥谷が2割8、9分打ってい
れば、貯金は「5」か「6」はあったと思うよ。力はあると思う。可能性は十
分!

 −勝つためによりシビアな采配になるのか

 金本監督 去年と一緒。変わらずとにかく勝つために。負けてもいいやと思
った試合は1試合もない。

 −巨人が大型補強した

 金本監督 うちは補強でチームを作っていく方針から脱却するために、僕が
呼ばれたわけだし。補強は本当に足りない所だけで、自前で作っていかないと。
それを任されている。

 −就任時に球団側から「チームを1度壊してでも」と託された

 金本監督 本当に自然に壊れてしまった。俺が壊したわけじゃないよ(笑い)。
レギュラーの高齢化が進んでいるでしょ。福原、安藤が今まで頑張ってきたけ
ど…。(福留)孝介も長打力が落ちてきたし、トリ(鳥谷)も(今年は)36
歳になる。ある程度、覚悟していた。

 −昨年は荒れ地を耕した。ここからしっかりとした城を建てる

 金本監督 予測はできた。だから思い切ったドラフトがやりやすい。ちょっ
とずつ、できるだけ早く作っていかないと。もちろん、優勝は狙うし、優勝す
るつもりで腹をくくるけど…。どう表現していいのかな。優勝を狙うけど、ま
ずしっかりと地力をつけたチームを作りたい。骨太のチームを。普通にやれば、
勝てますよというような。優勝した次の年にBクラスではなく、2、3年に1
度は絶対に優勝するぞ、という土台を作りたい。(つづく)【取材・構成=田口真一郎】