阪神・金本監督を襲う2年目Vの重圧 「星野、岡田両監督もそうだった」と言われても…

阪神・金本知憲監督(48)は多くの難題を背負いながら来シーズンに挑む。初采配の今季は4年ぶ
りのBクラス(4位)。球団幹部は「かつての星野、岡田両監督も1年目は4位で、翌年には共に優
勝している。二度あることは三度ある」と期待するが、とても根拠があるとは思えない。

そもそも当時とは戦力に格段の開きがある。あのころは投打の軸(井川、金本)が決まり、チームは
機能した。「いまはどうか。エースも4番もいない。脇役ばかり育てても本当の超変革にならないか
ら金本監督の苦労は当分続く」と阪神OBは見る。

目立った補強はFAで獲得した糸井だけ。これで外野は左翼高山、中堅糸井、右翼福留で固まるもの
の、捕手と内野の全てがレギュラー不在。これではキャンプ−オープン戦を経過するまで打線は不透
明のままだ。

「新外国人のキャンベル(前メッツ)を4番三塁に予定するが、これまで外れが多くてアテにならな
い。捕手なんか岡崎、原口、梅野、坂本の4人がいまだに横一線という首脳陣の評価もどうかと思う。
最悪の場合、捕手と内野は固定できず、猫の目起用になる危険性すらある」とも先のОBは警告する。

一方、投は補強に頼らず、現有戦力のレベルアップを図る。カギを握るのはエース候補の藤浪だ。
今季7勝11敗の不振の原因はフォームの迷い。秋季キャンプで復活の兆しが見えたのは朗報かもし
れない。

金本監督は「来季も勝ちにこだわりつつ超変革を進めたい」と宣言するが「4番金本」不在の猛虎を
率いる前途は険しい。 (スポーツライター・西本忠成)

http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20161227/bbl1612270830006-n1.htm