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★今季の阪神、遊撃争い

 昨季途中から定着し、41試合に遊撃でスタメン出場した北條が最有力なの
は間違いない。鳥谷は金本監督に「遊撃一本」と決意を語っているが、1月の
自主トレ公開では背水の覚悟とともに「レギュラーとして出られるポジション
を見つけて、そのポジションでしっかり勝負したい」と話した。事実上一騎打
ちだが、2年目の外野手、板山も挑戦するプランがある。

★取材後記

 北條が口にした「怖さが出てきた」という言葉が、このキャンプでの彼の立
場を明確に表していると思う。“お客さん気分”で参加していた2015年、
16年のキャンプとは、まったく違う。ある程度、流れが分かってきたなかで
の1軍キャンプ。これまでと違った緊張感のなかで、鳥谷との遊撃のポジショ
ン争いに挑まないといけない。

 北條もようやく、「怖い」と感じるレベルまでは来た、ということ。もう先
輩の背中を見て、勉強勉強の毎日ではない。これまで見習ってきたベテランと
勝負する、ポジションを奪う、奪われる…。そういう位置までは登ってきたと
いうことだ。

 ウエートトレで体重を増量したり、打撃の知識を増やしたりということもも
ちろん大切だが、そういう精神面の変化が一番大事。怖さを知った北條の今季
に、大いに注目したい。(サンケイスポーツ専属評論家)