マウンド上で大きく足を開いて、相撲の立ち合いのようにグッと腰を落とす。
ヤクルト・由規が29日、戸田グラウンドのブルペンで投球練習を行った。
時折、腰を落とす動きを入れてからセットポジションヘ。
そこから力のある直球にカーブ、スライダーなど40球を投げ込んだ。
「体重を"受ける″場所を確認しているんで平行移動ができるように。そこを変えてから(投げ方が)格段に良くなりました」。
投球フォームで重要な重心の移動。
そのポイントを探る動きが、相撲のような新たなルーティンだ。
昨年12月にはレンジャーズ・ダルビッシュとの合同練習に参加。
「12月はウエートトレで追い込んで、今はそれを投球動作につなげる動きをしています」。
ダル塾で学んだエキスを、現在はフォームに還元している段階にある。
相撲で始まり、フィニッシュは柔道だ。
体重移動の確認は、投げる際に体が横振りになることも防ぐ。
「横になると力んでいるということ。力で体を振ってしまう」。
奇麗な縦振りで腕が抜ければ「背負い投げのように、奇麗にフォロ一も伸びる」と、由規が理想とするフィニッシュに近づく。
新横綱・稀勢の里誕生で列島が沸く中、かつて161キ口をマークした右腕も相撲×柔道=完全復活の図式を描く。
「自分のやろうとしていることは固まってきた。いいイメージはできています。あとは実戦」。
右肩の手術を受け、昨春のキャンプは育成選手の立場で迎えた。
支配下選手に復帰し、昨年7月24日の中日戦(ナゴヤドーム)で1786日ぶりの白星。
完全復活へ、由規は宮崎・西都での2軍キャンプからのろしを上げる。
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