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 第1打席の中前打も、高梨に2球で追い込まれてからファウルで粘り、弾き
返した。スタンドにはプロ8年目で初めて沖縄へ招待した父・秀一さん(62)
の姿も。収穫アリの4打数2安打で大喜びさせた。実戦5試合で打率・294
(17打数5安打)、3打点、0本塁打。つなぎの4番としてキラリと光り、
進む道にも光が見えてきた。

 金本監督も「結局、ある程度、経験を積んで結果を出した高山と原口と(が
好機を作った)。できればそれ以外の選手も打ってほしかったんですが」と、
原口への変わらぬ信頼を口にする。

 2番・糸井のプランも温める将だが「出来ればジグザグで打線を組みたい」
という。左打者に主力が多いだけに理想は右打者の4番だ。捕手か一塁かはこ
れからだが、原口が4番に座れば、1番から糸井、北條、高山、原口、福留…
とバランスよく組める。追い込まれてからの強さや勝負強さは相変わらず。指
揮官とともに試行錯誤している新たな技術を取り入れ、さらなるパワーアップ
に成功すれば4番候補となることは間違いない。

 「今はまだ『4番目』を打たせてもらっているだけなので。状況に応じた打
撃ができるようにやっていきます」

 まだまだ4番の自覚も、まったくできない。もっと打ちたい、勝ちたいと願
ううちに、ここまでやってきた。これからも変わらず、進化し続けるだけだ。
 (長友孝輔)