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 「欲を言えば、ネクストからタイミングを合わせて準備して。これはレベル
が高いことだけど、1回空振りしたらすぐ2回目のスイングで『パチッ』とい
けるような、早い対応力というかね」

 試合後、昨シーズンの新人王は思い悩んだ表情を見せた。前の3打席は、先
発・摂津の前に凡退。22日の同戦も快音は響かず、この日も含めた5試合は
19打数3安打で打率・158と本調子ではない。糸井が1番に入り、自身は
2月25日・日本ハム戦(名護)以来となる「3番・左翼」。首脳陣の期待は
高いだけに、応えたい。

 今オフはウエートトレーニングに重点を置き、体重を90キロの大台に乗せ
た。そこから2月のキャンプで体を絞り込み、食事管理も徹底して現在は88
キロ前後をキープ。「3割、20本塁打」に挑む2年目シーズンへ、最強ボデ
ィーは完成した。権田トレーナーも、現状の肉体に太鼓判を押す。

 「大きくした体を絞り込んでいく中で、金本監督と相談して『これでいこう』
ということになりました。炭水化物の量を減らしたり、食事する時間帯を考え
たりと本人も意識を高くやっていますよ」

 全ては自身の志を果たし、虎を優勝へ導くため。だから、今の自分には満足
しない。「それ(一発)は良かったですけどね…」。高山の心は、向上心の火
で燃え上がっている。