2017.3.25 05:02
阪神・金本監督が“ショック療法” 不調の北條スタメン落とした
http://www.sanspo.com/baseball/news/20170325/tig17032505020009-n1.html

 (オープン戦、オリックス0−2阪神、24日、京セラD)秘蔵っ子だから
こそ谷底に突き落とす。金本監督が北條にショック療法だ。何と開幕まで1週
間の時点で「遊撃・糸原」の新布陣を敷いた。北條はベンチにいた。

 「内容が悪いから」

 スタメン落ちの理由を問われた指揮官のコメントは単刀直入だった。そして、
開幕スタメンすら北條ではなく、糸原の選択肢が「十分に有り得る」と公言し
たのだ。

 「順当にいけば(開幕スタメンは)北條のつもりだったけれど、あまりにも
振れてないから。歯車が狂っているのか、疲労なのかは分からないけれど」

 1試合2本塁打で始まった北條のオープン戦。が、ここにきて打撃も急降下。
鳥谷でなく、ルーキーらしからぬ実戦的な攻守を見せる糸原をあえて遊撃の
“対抗馬”まで引き上げた。

 その糸原は2番に入って安打こそ出なかったが2四球を選んだ。守備も綻び
を見せなかった。

 久慈内野守備コーチが「北條にはいい刺激」と言えば、片岡打撃コーチも「
北條もボヤボヤしてられない」。攻守のコーチが競争を煽る。

 さすがに北條も黙ってはいられない。代打で登場した八回に中前打。

 「初球から積極的にいきました。結果が出て良かったです」

 追い詰められた若虎は谷底で牙を剥いた。キャンプでは名手・鳥谷と競い、
金本監督から大抜てきされた遊撃のポジション。そう簡単に手放したくない。
ポジションは与えられるものではなく、奪い取るもの。金本流ショック療法の
洗礼を浴びた北條が覚醒するか。勢いのルーキーがチャンスを生かすか。開幕
1週間前に突如勃発した遊撃戦争から目が離せない。 (上田雅昭)