信じる者は、救われている。今季の好調の秘訣(ひけつ)を聞かれた小川は「やっぱりあれですかね」とニヤリとして話しだした。
開幕前に知人から「アーモンドは脳を活性化して、集中力を持続させると聞いたんです」と、
効果があるかどうかは確認していないが、試合中のイニングの合間にアーモンドをポリポリ。
今試合のイニングの合間に食べ続け「ランナ一を出しても、粘り強く投げられた。先制点をやらないように、自分らしく強気で投げられました」
と集中力を切らさず、巨人打線の内角をえぐっていった。
ためになると信じれば、自分だけでは終わらない。
バッテリ一を組む中村は同学年の女房役。
脳を活性化させ、集中力を持続させれば、配球面にも影響がある。
小川から試合中にアーモンドを食べさせられている中村は
「効果があるかは、まったく分かりません。たぶん、関係ないんじゃないかと思っています」と笑いながら言うが"亭主"のわがままを笑顔で聞くのが"良妻"の務め。
打撃面でも3打数1安打1四球。
しっかりと結果に結び付けている。
普段は無口な小川が、珍しく周囲を笑わせようとして言った。
「アーモンドバッテリ一です」ー。
冗談にしては、なんのアレンジもない。
ただ、野球に対して実直な小川の不敵な笑みが、頼もしかった。
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