阪神、早くも狂った勝利の方程式 新助っ人メンデス2軍落ち…変わらぬ抑え不在

「金本阪神」が描く勝利の方程式に早くも狂いが生じてきた。今年、救援陣強化のため獲得した新外
国人ロマン・メンデス投手(26)=レッドソックス3A=が不調のため2軍落ち。当分、教育リー
グで登板を重ねることになった。

烙印を押されたのは7日のヤクルトとのオープン戦(甲子園)。6点リードの6回から救援したが、
計2イニングで5安打を浴び1失点。全般的にボールが高く、外国人特有の低めをつく変化球もさえ
なかった。

本人は「寒さを理由にしてはいけないが、暖かくなれば調子は上がるはず。ファームでは命じられた
場面で結果を残したい」とコメントしたが、ショックは隠せない。

当然、阪神OBの評価は厳しい。「4日の侍ジャパンとの練習試合でも失点したのを見たが、力任せ
の投球といった印象だ。触れ込みの最速162キロなんてとても無理。このままではミートのうまい
日本の打者に対処するのはしんどい」

そんなメンデス獲得を決めた背景に昨年の救援陣の弱体がある。抑えをマテオで固定できず、途中か
ら中継ぎの藤川、ドリスを駆り出さねばならない苦しさだった。球団が右肘を手術したドリスを一度
は解雇したものの、異例の再契約に転じたのも救援部門の不安がついて回るからである。

皮肉なことに保険的な意味合いのドリスは好調だ。メンデスの登板時に2試合とも1イニングの救援
を務め、いずれも無失点の安定した投球を見せている。昨年8セーブの実績は抑えにも対応できる証
しと首脳陣は見る。

「メンデスがダメでもドリスがいるのは幸いだが、マテオ、藤川も含め絶対的な抑えとは言いがたい。
不安を抱えたまま開幕を迎えることに変わりはない」と先のOBは心配している。 
(スポーツライター・西本忠成)

http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20170313/bbl1703131130003-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20170313/bbl1703131130003-n2.htm