21日、博多へ移動する前に打撃時のルーティンをもう一度思い返した。それは打席に入り、構える前にスクワットのように膝を曲げる動作をすること。股関節に上体の重さを感じることで、下半身が安定するという。
 22日・ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で実践し、即マルチ安打。「全然下が決まらなかったんです」と不安定だった下半身が、昨年の好調時に近づいている。「一番は気持ちですけどね」−。原口らしい、屈託のない笑顔も戻ってきた。
 そんな青年を、鳴尾浜から応援している人がいる。捕手としての基礎を学び、また突然の支配下登録で背番号82のユニホームを貸してもらったあの人。山田2軍バッテリーコーチが、背中を押した。
 「俺はずっと『(捕手で)いけるんじゃないですか?』とプッシュしてたんやけどね。特別な思い?それはあるよ。当たり前やんか。頑張ってほしいよ」