>>39
 2月23日に始まった代表合宿から、侍ジャパンでは先発としての調整は全く
行ってきていなかった。心の準備もできていない。

 だから逆に無心でこの日のマウンドに上がれた。

 「余計なことを考えてもよくない方向にいくので、ゼロに抑えることだけを
考えました。ゼロで抑えられたのが一番! いい投球ができました」

 最後は左足のふくらはぎがつってしまい自ら降板を申し出た。それでも5回
を1安打無失点で切り抜け十二分に期待に応えた。今大会の日本代表で先発投
手が5回を投げたのも、無失点でマウンドを降りたのも、この千賀が初めてだ
った。

 実は「行き当たりばったり」は千賀の先発起用だけではない。

 大会直前の強化試合で2勝3敗と逆風の中で始まった本大会では、投手起用に
疑問の声が流れていた。