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 大会直前には小久保裕紀監督が「抑えは秋吉(亮/ヤクルト)」と語っていた
が、1次ラウンド開幕のキューバ戦では牧田和久(西武)が9回のマウンドに上が
った。

 「皆さんには言っていなかったけど、抑えは牧田と前から決めていた」

 試合後に指揮官はこう語った。

 ところが2次ラウンド初戦のオランダ戦では1点リードの9回を迎えると、今
度はその牧田ではなく則本昂大(楽天)がマウンドに上がった。

 「9回は自分がいくのかなと思っていた」(牧田)

 「8回ぐらいに『行くぞ! 』と権藤さんに言われた」(則本)

 この時はタイブレークを睨んでフィールディングのいい牧田を残し、準決勝
以降でクローザー起用を考えていた則本を前倒しして送り出したわけだが、当
の本人が土壇場まで起用を知らされていなかった。

 いずれにしても先発以外は、大まかな順番は決まっているものの、選手自身
もギリギリまで自分がどこでいくのかを知らされていない。

 そのためブルペンでは何度も肩を作らなければならないなど、難しい状況も
生まれている。

 起用法を事前に決めて、しっかりと準備をさせる最近のチームマネジメント
からは考えられないことでもあった。