韓国WBCから撤退

 競技力だけでなく、大会への熱量も急降下している。過去3大会でアジア地域では日本と台湾がホスト国を務めてきた。3月が寒冷な韓国は大会誘致のため、国内初の屋根付き球場「高尺スカイドーム」を開場。今大会は初めて1次リーグA組の主催権を勝ち取り、約5億円の運営費を投じたが、期待ほど広告スポンサーが集まらず。しかも韓国代表はいきなり2連敗し、敗退が決まった。
 当初1億円程度と見込まれた赤字額について、韓国野球委員会の幹部は「思ったより増えそう。自国開催したが代表チームが敗退。観衆も予想より低調で収入が減った」と現地メディアに吐露。次回2021年大会の誘致は不可能とみられる。
 日本と同じ1次リーグB組だった中国も3戦全敗で敗退。米大リーグがその市場規模の大きさに期待を寄せ、中国政府も10年以内に野球を8500億円産業に成長させる計画だが、競技レベルは遅々として向上せず。次回大会は予選ラウンド突破さえおぼつかない。
 台湾はプロアマの内輪もめで球界が分裂状態。国内の人気球団のボイコットでベストメンバーを組めず、3戦全敗で1次リーグA組を敗退した。プロ主導で侍ジャパンのような常設代表の構想もあるが、アマ側との綱引きに選手もスポンサーも嫌気がさしており、代表の強化どころではない。
 日本が決勝ラウンドで世界の強豪相手に健闘すれば、元気のないアジア勢への刺激ともなるはずだ。
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20170321/bbl1703211130003-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20170321/bbl1703211130003-n2.htm