【金村義明EYE】梅野のまずい配球で広島打線目覚めた
◆広島9―1阪神(2日・マツダスタジアム)

 この開幕3連戦、阪神はうまくいけば3連勝できていた。開幕戦を勝ち、2戦目もワンサイドで勝つ展開だったが、ミスが続出する自滅で逆転負け。前日の流れから、この日の3戦目の完敗は必然だろう。

 負け方も悪い。開幕戦の序盤は、広島の菊池、鈴木にWBCの疲労が感じられた。タイミングが取れず、ストレートに差し込まれていた。だが、捕手の梅野に洞察力がなく、寝た子を起こしてしまった。
開幕戦の鈴木の3打席目、中途半端な変化球を投げさせて一、二塁間を破られた。この初安打で気をよくした鈴木はその後の打席で二塁打2本を運び、2戦目で本塁打、この日も適時打。菊池も、この日の初回に先制二塁打と息を吹き返した。

 阪神の配球のまずさが、カープ打線に去年の力強さと自信をあっさり取り戻させてしまった。(スポーツ報知評論家)