鳥谷に目立った失策 経験不足が招く守備の不安

 「去年も三塁を守っとったからな。どう言えばいいんや…」

 阪神の金本監督が困惑の表情を浮かべていた。リーグ開幕まで10日あまり。今月20日のロッテ戦で三塁の鳥谷の失策を問われたときだ。

もがく背番号1

 「遊撃は北條」のチーム方針が決まり、鳥谷はオープン戦は二塁、三塁で出場したが、12球団でワーストの5失策。
プロ14年目、遊撃の名手として鳴らした「背番号1」がもがいていた。

 「(鳥谷は)二塁も三塁もできますと言っていたから」。5日の広島戦で初めて二塁を守った後、指揮官は不安視する様子はなかった。
確かに、昨年も北條の台頭により、シーズンで三塁を17試合守っている。その安心感もあったのだろう。
キャンプでは「遊撃で勝負」のこだわりを貫き、他のポジションでノックは一切、受けていなかった。

 鳥谷の失策で目立ったのは一塁への送球ミス。
遊撃は捕球からの一連の動きの中で送球することが多いが、三塁は体勢を整える時間があり、動きも違ってくる。
さらに、「球場によって、守備位置も変わってくる」と鳥谷。遊撃時代とは違う、一塁までの距離感にも戸惑っていた。
http://www.sankei.com/west/news/170328/wst1703280011-n1.html