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板東英二は1970年代までは「燃えドラ」を初めて歌った名古屋のラジオタレントレベルだったから、応分の慎ましさがあったが、
80年代になって『プロ野球知らなきゃ損する』『プロ野球これだけ知ったらクビになる』でベストセラー作家となり
テレビドラマに進出してアイドルの父や大人向けの「金妻」シリーズなどで主役級の役を演じ、
80年代後半には、ついに本編(劇場映画)であの高倉健と並んで準主役としてクレジットされるまでに上り詰めた。

さらに「不思議発見」では黒柳徹子に並ぶ正解率の高い、お笑い芸人キャラも定着し全国区のマルチタレント+役者の地位を確立。
最盛期90年代になると、畢竟、名古屋ローカルのTVやラジオ局に対して傲慢で高飛車な態度を取るようになった。
名古屋ローカル局に対して高額のギャラを求めたり、最恵待遇を暗に要求するようになったため
地元の各メディア関係者からすこぶる印象が悪くなっていくものの、全国的な人気による本人の慢心は増すばかりだった。
(逆に在京キー局出演時には謙虚なふるまいで積極的な野球解説をしてみせる…… ローカルとの差が大きくなる)

そのままマルチタレントとして全国区の顔をキープできるかに見えたが、さまざなサイドビジネスで失敗し
やがて所得隠しが発覚し評価は失墜、社会制裁を受けたことによって、ローカル局の番組にもせっせと顔を出すようになり
全国ネットの番組では最悪の体当たりいじられ役でも仕事なら何でも受けるようになった。

CBC上層部の逆鱗にふれるといったスポット的な原因ではなく、天狗になった90年代から緩やかな自滅へ滑り落ちていたと見るべき。
それでも名古屋人には不思議な保守性があり、新しい世代へ高回転の淘汰を迫るというよりはいつまでも昔の名前で出ている者を
寛容に受け入れる馴れ合い性や、権威に弱いところ(高木守道、鈴木孝政、木俣、小松クラスのOBがいまだに一線扱い)

おかげか、ギャラが下がって本人が低姿勢になれば使い途はあるということで、ローカル局からの仕事が戻って来るようになり、
さすがに本人も高齢によるスペック低下を自覚しているし、借金返済に追われているため、
どんな仕事でも熱を入れて仕事をするしかなくなった。かつての舌鋒や分析力はかなり劣化しているが、これから真面目にはやるだろう。