2017.4.21 08:00
【田尾安志 タイムリーCheck!】阪神・青柳は七回まで心中すべき
http://www.sanspo.com/baseball/news/20170421/tig17042108000010-n1.html

 考えられない継投だ。好投していた青柳に松井雅を敬遠させ、桑原にスイッ
チ。それで打たれたのだから、代えられた方はたまらない。そもそも一塁が空
いたとはいえ、昨季まで通算打率・154の松井雅を歩かせる必要があったの
だろうか。元気のない中日打線の中で、これ以下の打者はいない。ベンチが弱
気になり、逆転負けを招いたといわれても仕方のないゲームだ。

 青柳が平田に浴びた一発は、ひざ元の難しいボールをうまく打たれた形で、
相手をほめるしかない。二死まできていたのだから、七回までは青柳と心中し
てもよかった。松井雅を歩かしたとしても、青柳は次の代打井領までは勝負さ
せてもらえれば、打たれても踏ん切りもつく。

 私も大学時代まで投手をしていたが、こんな代えられ方をされたら納得でき
ない。勝負がつくところまで投げさせないと、次の登板までの士気にもかかわ
ってくる。先発投手はもっと大事に扱わないと首脳陣との信頼関係にかかわっ
てくる。

 今の阪神ベンチはどういうやり方で継投を決めているのか、分からないが、
投手コーチが松井雅の敬遠や青柳の交代を申し出ても、金本監督が「ここは勝
負だ」といってほしかった。すべてをコーチに任せるというのは、理想的な形
だが、監督の決断が一番重いのだから。

 上本の守備は残念だった。京田の打球は捕れていただろう。大和という素晴
らしい二塁手がいるのだから、今後は守備固めをもっと早くいれることも考え
るべきでは。接戦になればなるほど、チームの粗さが目立ってくる。 
(サンケイスポーツ専属評論家)