顔面死球でも…ファンの心打った 鳥谷 セ最多得票に「名誉なこと」
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/06/27/kiji/20170626s00001173332000c.html

 36歳の誕生日に吉報が届いた。もがき苦しんだ昨季の不振を乗り越え、常連だった球宴の
舞台に三塁という新たなポジションで“復帰”する鳥谷は、リーグ最多47万1327票を投じてく
れたファンに対し感謝の言葉を口にした。

 「本当に選ばれるだけでもうれしいことですけど、最多で選ばれるのは名誉なこと。選んでい
ただいたファンの方に感謝したい」

 打率・236に終わった昨年からの巻き返しへ、背水の覚悟で挑んだ今季。慣れない三塁をこ
なしながら、ここまでチームトップの打率・304をマークしている。数字以上にファンの心を打っ
たのが、不屈の姿だ。5月24日の巨人戦で顔面に死球を受け鼻骨骨折。激痛が残っているは
ずの翌25日も、黒いフェースガードの「バットマンスタイル」で代打出場した。悲劇的なアクシデ
ントにも屈することなく、目下1818試合連続出場を継続中。見た目のインパクトも十分に、鉄
人ぶりを世間にアピールした。

 「常に試合に出続けたいというその気持ちで、たくさんの人に票を入れていただいた。自分た
ちは毎日試合があるけど、見に来る人たちは、その日しか行けないという人もいると思うし、そ
ういう意味でも毎日出たいと思ってやっている」

 球宴だからといってクールなスタイルを変える選手ではないが「一番はファンの人が喜んでく
れるようなプレーであったり、セ・リーグの勝利だったりを見せたい」ときっぱりと答えた。試練を
乗り越え、この日にまた一つ年齢を重ねた「猛虎の顔」はプロの技を披露する準備はできてい
る。