2017.6.5 05:03
パを撃ち続けて13年…阪神・鳥谷、交流戦最多タイ304安打!
http://www.sanspo.com/baseball/news/20170605/tig17060505030010-n1.html

 (セ・パ交流戦、阪神4x−3日本ハム=延長十一回、3回戦、阪神2勝1敗、4日、甲子園)
白球が中前で弾む。スコアボードには「H」ランプが灯った。メガホンを打ち鳴らす虎党の視
線の先には、一塁ベース上で表情一つ変えないクールな男。鳥谷が節目の一打を放った。
交流戦通算304安打。和田一浩(元中日)と並び、歴代1位に立った。

 「記録? それは別にいいです」

 個人記録への執着心はない。求めるのはチームの勝利だけ。それはいつも変わらない。だが、
積み重ねて来た安打の数は、チームに貢献してきた証だ。四回の先頭だった。先発・村田の初
球、137キロの直球をはじき返した。13年目を迎えたセ・パ交流戦の出場306試合目で1位の
数字に到達。通算2000安打までも、あと「79」とした。

 2点を追う九回も無死から福留、中谷に続いて四球を選び、同点機を演出。延長十一回では、
無死一塁からバントのサインが。捕前に転がすと、大野が二塁へ悪送球(記録は失策)。二塁封
殺を免れ、無死一、二塁と好機が広がった。だが、打球を殺しすぎ「あれは(相手の)バッテリー
ミスなんで。次はしっかり決めたい」と反省も忘れない。

 顔面死球により鼻骨を骨折しても、バットを持ち続けた現代の鉄人。ベンチスタートの日には、
試合前のアップメニューを変更し、腸腰筋(股関節周辺の筋肉)を鍛えるなど、常にコンディション
によってベストな選択をしてきた。求められる役割にはしっかり応える。次はバントも決める。頼
もしい虎の顔が、チームを支えている。(西垣戸理大)