もどかしい日々が続いた。
腐りかけた時期ももちろんありますし、例えば違う仕事してたらどうなんだろうとか、なんか俺の居場所はここじゃないのかなって思う瞬間も、やっぱり何回かありましたし。
斎藤佑樹が苦しむ一方で、チームの中心にはこの男が。
23歳の大谷翔平。
ピッチャーとしても超一流。
バッターとしても超一流。
夢の二刀流を実現した、国民的スーパースター。
そして去年の日本シリーズ。
大谷はチームを10年ぶりの日本一に導き、歓喜の胴上げの中心に。
この年、一勝も挙げていない斎藤佑樹は、輪の外にいた。
やっぱり今まで自分がアマチュアのときに、日本一の輪の中心にいて、それをプロになって、初めて日本一になって、でもやっぱりそのときに、中心にいれない自分っていうのが、当然のことではあるんですけど、改めて悔しいっていう気持ちはありましたし。
初めて味わった屈辱。
斎藤佑樹を突き動かした。
年末の優勝旅行をみずから辞退