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 日本が完封負けを喫した2日(日本時間3日)の米国戦は米国投手にタイミングが合
わず、無安打に終わったが、メジャーにも評価される清宮の打撃は、日本の高校生でト
ップクラスなのは間違いない。ただ、だからといって高校もしくは大学から日本のプロ
野球を経験せずに渡米しても、実際に通用するかどうかとなると話は別だ。

 たとえば、二刀流として今ではメジャーが300億円の値をつけるほどまでになった
日本ハムの大谷翔平(23)は、岩手・花巻東の3年時は即メジャー挑戦する意向だっ
た。しかし、ドラフトで強行指名した日本ハムは、大渕スカウトが中心となって日本ハ
ムの育成体制のほか、「大谷翔平君 夢への道しるべ」という資料を持参し、日本ハム
入りへ翻意させた。

 このペーパーでは高卒メジャー選手が多い韓国の実例などを基に、「早期渡米と『長
期活躍』は今のところ結びつきが確認できず、むしろ、NPB実績を挙げる中で『野球
技術の確立』『人としての自立』を身につけることが、『MLB即戦力』『長期活躍』
の可能性を高めている」などと記されている。

 日本のプロ野球を経ずにメジャー入りしても、ルーキーリーグを皮切りに3〜5年は
マイナーで経験を積まなければならない。直接メジャー挑戦することが決して成功確率
を高めるといえないからこそ、大谷もいきなりメジャー挑戦に躊躇した。日本ハムで経
験を積み実績を残した今は、高校時代よりもはるかにメジャーから注目される選手にな
った。