巨人が必死の広陵・中村獲り 投手優先で去年逃がした“打てる捕手”はウエスタンで打率2位
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前出関係者は「こうなると改めて、去年のドラフトがもったいない」と振り返る。

 昨秋は捕手を1人も指名しなかったが、
「スカウトだけでなく、選手の間でも『あれはいい』と評判になっていた」という有力候補がいた。日大三・坂倉将吾捕手だ。

 二塁送球1・8秒の強肩、高校通算25本塁打を誇る左の強打者。甲子園出場はないが、上位指名が検討された。
だが1位のくじ引きで田中(創価大)、佐々木(桜美林大)と即戦力右腕を連続で逃し、内野手の吉川尚(中京学院大)に方針転換。
2位以降で投手優先を余儀なくされ、坂倉は先に広島に4位で指名されたのだった。

 逃した魚は大きい。坂倉は高卒1年目にして、広島の2軍捕手で最多出場、打ってもウエスタン・リーグ2位の打率・304(8月23日)。
巨人も高く評価した潜在能力を早速開花させている。

 広島は長く正捕手だったベテランの石原から、29歳の会沢に世代交代を進め、さらに19歳の坂倉までファームに控える充実ぶり。
広島のスカウト陣が中村に対して、コンバートの可能性を見いだそうとするのも道理だ。

 巨人は鹿取GMがあくまで“打てる捕手”で将来を嘱望するが、中村との縁はあるだろうか。(笹森倫)