真中監督辞任決定 後任候補に宮本慎也氏があがらない理由

後任には、高津臣吾二軍監督(48)、伊藤智仁一軍投手コーチ(46)、古田敦也元監督(52)
らが取り沙汰される中、今回もまた、最有力候補に挙げられてしかるべき大物OBの名前が聞こえて
こないのはなぜなのか。

宮本慎也氏(46)である。生え抜きのスターで2000安打を達成。PL学園、同志社大、プリン
スホテルとアマ球界のエリートコースを歩んで培った野球IQの高さは誰もが認めるところで、ヤク
ルト入団後には野村克也監督の薫陶を受けて黄金時代の中心選手になった。日本代表の主将、プロ野
球選手会長として抜群のリーダーシップも発揮。辛口で鳴る野村元監督をして、「若い世代で監督の
器を備えているのは宮本だけ」と言わしめる存在だ。いわば、野村ID野球の正統な後継者にもかか
わらず、13年の現役引退以降、指導者としてどこのユニホームも着ていない。

「自分にも他人にも厳しい。現役時代には選手会長、主将、ベテランとしてフロントにとっては耳の
痛い提言を臆することなくしてきた。球団の中には今も、扱いにくい、面倒だというイメージをもっ
ている人がいるのは確か。真中監督が辞任したとして、今回も名前が挙がらなかったら、それが原因
のひとつでしょう」(ヤクルトOB)

そういえば、野村元監督、講演や自著でたびたびこんな懸念を吐露している。

「宮本監督を見てみたいが、彼は私と同じで処世術が下手。ゴマがすれない。おべんちゃらが言えな
い。今の野球界の監督人事は能力より処世術が優先される。宮本は似なくていいところまで私に似て
しまった。それが宮本監督誕生を阻むのではないか、心配なんだ」

さすがに愛弟子のことはよく分かっている。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/211941
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/211941/2
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/211941/3