【野球】2000安打達成の鳥谷 不断の努力で磨いた「守」が「打」の偉業支える
https://www.daily.co.jp/opinion-d/2017/09/09/0010537054.shtml

 阪神・鳥谷はこれまでの1999本と同じように、チームの勝利のためにフルスイングした。8
日・DeNA戦の二回。1死一塁で打席に立つと2ボールから3球目。井納のフォークを狙った。
リーチを掛けた次の打席で、右中間を破る適時二塁打。節目の2000安打は打点付きだった。

 阪神の生え抜き選手では藤田平氏(デイリースポーツ評論家)に次ぐ2人目の快挙。14年、
1956試合、8206打席目での達成となった。偉業を前にチームメートや友人、関係者らにコ
メントを依頼。返ってきた言葉は、鳥谷の歩んだ野球人生に花を添えた。あふれる才能の上
に、不断の努力を重ねた日々。「打」の記録に対する祝福でも、「守」への賛辞が大半を占め
た。阪神・平野恵一打撃コーチもその1人だ。

 2学年下の鳥谷と出会ったのは、大学野球日本代表に選出された時だ。「大学の時からの
付き合いですから。思い出を語ればキリがないけど」。当時は平野が遊撃手で鳥谷が二塁手。
世界相手に二遊間を組んだ2人は時を経て2008年、阪神で二遊間のコンビを組むことにな
った。

 「ゲッツーを取ろう」−。

 再会した2人の会話は、こんな感じで始まった。当時は中日の荒木雅博、井端弘和(現巨
人内野守備走塁コーチ)の「アライバ」コンビが全盛の時代。「2人でゴールデングラブを取ろ
う。最強の二遊間になるぞ」と励まし合った。守備の要とされるセンターラインを任された2人。
作る“呼吸”がチームの命運を左右する。トスの強さや送球のタイミング…。1プレーごとに話
し合い、強固に築き上げてきた。