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 今季、チーム勝ち頭の12勝を挙げる秋山拓巳投手は、プロ1年目の驚きを忘れない。「僕
がルーキーの時に初めて1軍に上がって。トリさんと平野さんの、二遊間のレベルの高さは衝
撃的でした。もう、飛んだ所にいる感じ。プロのすごさに驚きました」。2人で何度もヒットをアウ
トにした。封殺を併殺にしてきた。同世代の能見篤史投手は言う。

 「困った時はショートに打たせておけば、確実にアウトにしてくれた。トリと恵一(平野)の二
遊間。そこに打たせるような配球だったり、打ち取り方ばかりを考えていた」

 2011年、2人はそろってゴールデングラブ賞を獲得した。平野が続ける。「これだけは言え
ることがある。あいつの努力は絶対に誰にもマネできない」。多くの選手も同様に口をそろえ
る。球場に行けば、黙々とトレーニングに励む鳥谷の姿がある。ロッカールームではおなじみ
の光景。継続は強さになった。早大野球部の同期で、主将を務めた比嘉寿光氏=元広島内
野手、現編成担当=もそうだ。

 「肩はピッチャーもできるようなヤツだった。自主練の時間、あいつはピッチングをやってた
から(笑)。スピードガン測らせて140キロオーバー。僕がキャッチャーをやって。指先も起用
だし。あいつがイップスになったのみたことない。スローイングで悩んでいるもの見たことない」