「2016年2月11日 Jスポーツコラム(text by 加賀一輝)より

88人中87番目。昨年のドラフト会議でブービー指名を受けた男が今、バファローズの新人で一、二を争う話題性を誇っている。
その名は杉本裕太郎。「99」という大きな背番号が似合う、ビッグな外野手だ。
(中略)
ドラフト10位としんがり指名ではあるが、今キャンプでは「早く見てみたい」という首脳陣の意向もあり、1軍スタートに抜擢。
190センチ88キロの巨体は外国人選手にも引けを取らず、遠めから見ても存在感は抜群だ。
その巨体ゆえ、長打力は既にチームでもトップクラス。
リラックスした構えからインパクト時に100%の力を伝えるスイングで、ツボにハマれば他が真似できない強烈な打球が飛ぶ。
(中略)
大学4年間の本塁打数は9本。最後の秋には、今季DeNAに1位指名された今永昇太(駒澤大)から2打席連発を放っている。
好不調の波が激しかったが、主軸としての期待を背負い続けてきた。
そして、杉本とともに青学打線の中軸を担ったのが、のちのドラフト1位・吉田正尚だ。
吉田は杉本の2学年下にあたり、3番・左翼で吉田、4番・中堅で杉本というのが当時の“鉄板オーダー”。
長打力が持ち味の2人らしく、アベックアーチを2年間で3度達成している。

杉本は吉田に対して、「また一緒にやりたい」とコンビ復活に意欲を示す。
続けて「どちらがより遠くに飛ばすのか?」と聞くと、「当時は同じぐらいでしたが、今はあいつの方が飛ばすんじゃないですか?
エグいですよ、あのスイングは」と素直に後輩をリスペクトしている様」