広島連覇!基礎築いた3軍…苑田スカウト統括部長思い出語る
http://www.sanspo.com/baseball/news/20170919/car17091905040006-n1.html

 (セ・リーグ、阪神2−3広島、24回戦、広島14勝9敗1分、
18日、甲子園)リーグ連覇を果たした広島の強さの秘密を1977年からスカウトを務めている苑田聡彦スカウト統括部長(72)に聞いた。

 苑田スカウト統括部長には忘れられない言葉がある。スカウトになって間もない頃、当時のオーナーから言われた言葉が、根底にある。

 「オーナーが、『日本のプロ野球は3軍が必要だから、巨人と西武のオーナーとこれから話をするんだ。お前も来い』
と言って、ある所に一緒に向かった。1軍選手の調整も兼ねるような2軍だけではダメ。もちろん練習はするが、実戦経験が必要だということを教えられたんだ」

 3軍制は故障者のリハビリを目的として、2011年に実現。選手を鍛えるカープの根底となった。
厳しい練習に耐えられるかどうか、試合だけでなく、練習視察を徹底する。
苑田部長は、これまでも黒田博樹氏、新井貴浩内野手、鈴木誠也外野手の母校のグラウンドを訪れて、他球団にはできなかった指名を実現させている。

 「普段の練習での姿勢、態度はよく見る。素材の素晴らしさはわかっていても、しっかり走らない者はいらん。
逆に黒田のようにブルペンに入る前のしっかりしたキャッチボールで、“これだ”と確信したことはある。
新井や鈴木誠也のように、誰よりも練習できる気力、練習できる体力があって、伸びていくと感じたこともある」

 今季中盤に鈴木がけがで戦列を離れたが、厚い選手層に支えられて連覇にたどり着いた。
FA補強に頼らず、独自路線と他チームとは違った育成法を貫いてきたのが、カープだ。