頭部死球上本、畠から優しさ詰まったおとこ気アーチ
[2017年10月2日7時40分 紙面から]
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201710020000089.html

 阪神上本博紀内野手(31)が、巨人25回戦(東京ドーム)でおとこ気アーチを放
って、宿敵に引導を渡した。1点リードの5回1死走者なしで対峙(たいじ)したのは、
巨人畠世周投手(23)。上本は前日9月30日に畠から頭部死球を受け緊急交代して
いたが、「中0日対決」を9号ソロで制した。

 優しさが詰まった大飛球だ。上本はためらうことなく左足を踏み込み、巨人畠の真ん
中直球を強振した。タイミング、バットのぶつけ方はともに完璧。打った瞬間、東京ド
ームの左半分から歓喜の雄たけびが響き渡る。左翼席中段まで届かせる9号ソロ。おと
こ気あふれる1発に、指揮官も思わず胸を熱くした。

 金本監督 昨日ああいうことがあって、一発で特大ホームランを打ってね。今季一番
格好いいホームランだったね。

 前日9月30日の巨人戦。1回にバントを試みた際、右腕畠のカットボールが左耳付
近に直撃。緊急交代して東京都内の病院へ直行した。軽い打撲と診断され、この日も先
発出場。1点差に迫られた直後の5回、2番手で畠が再びマウンドに上がってきたから
ドラマが生まれた。5回1死、その初球を左翼席へ。オレは大丈夫だよ−。そう伝える
かのような弾道だった。