阪神新井が引退を決断した兄の言葉/感謝の独占手記
[2017年10月12日16時6分 紙面から]
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201710120000482.html

 日刊スポーツ読者の皆さん、新井良太です。今シーズンをもちまして現役引退をさせ
ていただくことになりました。現役生活はつらいこと、苦しいことがほとんどでしたけ
ど、甲子園でプレーできる、タイガースファンの大歓声の中でプレーできる、お立ち台
に立てることを励みに頑張ってこれました。温かいご声援をありがとうございました!

 監督、コーチ、裏方さん、チームスタッフの皆さん、そして先輩、かわいい後輩たち。
本当にこんなに良くしてもらっていいのかな、というプロ12年間でした。昨日の試合
後、食事の席で両親に伝えました。「ここまで人に良くしてもらえたのは、厳しく教育、
しつけをしてくれた親のおかげです」と。父は「取って付けたようなこと言うなよ」と
照れくさそうでしたけどね。ウソをつくな。言い訳するな。男らしく生きろ。そう教育
してもらって今があると思っています。

 今年の夏場ごろから、引退について考え始めました。今年は今まで以上に腹をくくっ
て迎えたシーズンだったので。1軍に上がれない期間は毎日「辞めようかな」、試合で
打ったら「まだいけるんちゃうかな」の繰り返し。でもプロ野球選手は1軍で結果を出
してナンボなので。

 一番最初、7月に相談したのは兄(貴浩)でした。両親はもうちょっとやってほしそ
うだったけど、兄は「オマエの人生なんだからオマエが決めたらいい。どちらにしろ応
援するから」と親身になってくれました。兄から「こうしろ」じゃなく「自分で決めろ」
と言われたのは34年間で今回が初めて。最後は数字のケジメをとらないといけない、
と自分で決断しました。